【新要素】Passage Ranking(パッセージランキング)とは?

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日本時間2021年2月11日に、Passage Rankingをgoogle.comの英語検索で導入したと発表しました。Passage Rankingとは何か、どんな変更があり、私たちに影響は出るのか解説していきます。

Passage Ranking(パッセージランキング)とは?

Passage Ranking(パッセージランキング)とは、元々は「Passage Indexing(パッセージインデックス)」として、オンラインイベント「Search on 2020」で発表された最新のGoogleアルゴリズムの一種です。 Google on 2020より

この動画内ではAIの進歩によりGoogleはクエリを今までよりもよく理解し、関連する結果をランク付け出来るようになったとして、具体例が述べられています。 ・スペルミスの自動修正の向上 新しいスペルアルゴリズムは、スペルミスのある単語の文脈を理解するのに役立つため3ミリ秒以内で正しい結果を見つけることができるそうです。 ・文節ごとの理解が進み、ユーザーの検索意図により近い検索結果を表示出来る 検索ユーザーの知りたい内容が非常にニッチなものだったとき、そのユーザーニーズにページ丸ごと関連したコンテンツは非常に少なく、ページ内のある文章の一節が、ユーザーの知りたい情報だったりします。GoogleはAIの進歩により、それらニッチなユーザーニーズに答えられるようになったとしています。 Googleの例としては、「家の窓ガラスがUVカットかどうかはどうやって分かるの?」というユーザーの検索に対し、これまでは「窓ガラス」説明ページや「特殊フィルム」について説明したページは多数存在しますが、どのページもあまり素人向けではありません。そんな時、Googleの新アルゴリズムでは「DIYコミュニティの質問」から、「家の窓ガラスがUVカットかどうか判断する方法」を見つけ出し、検索結果として表示することが出来るようになったと発表されました。

・サブトピックの提供 検索意図が曖昧なキーワードで検索された時、より関心のあるサブトピックを理解するため、多様なコンテンツが提供されるようになるとのことです。 例えば、「家庭用エクササイズ機器」を検索すると、予算、おすすめ、小さなスペースのアイデアなど、関連するサブトピックを理解し、検索結果ページに幅広いコンテンツが表示されます。

Googleは、これらの技術により、全世界のクエリのうち7%が改善されるとしています。

(訳) 更新:米国での英語でのクエリについて、太平洋時間の昨日の午後にパッセージランキングが開始されました。近い将来、英語でより多くの国に、そしてその後他の国や言語に来るでしょう。これらのさらなる起動が発生したときに、このスレッドを更新します。

2021年2月11日にPassage Ranking(パッセージランキング)として公式に導入が発表されました。ただし、この時の対象は英語検索のみです。

Passage Ranking(パッセージランキング)導入の目的は?

Passage Ranking(パッセージランキング)の導入の目的は、ユーザーの利便性の向上です。Googleは通常、ページを網羅的に判断して、ユーザーの検索クエリに関連するか判断します。しかし、サイトのページよっては、非常に長いものや複数のトピックに関連するページなどがあり、そのようなページは、ユーザーの検索クエリに沿った内容があっても、関連性が薄れてしまいました。しかし、今回のPassage Ranking(パッセージランキング)の導入により、ページ全体としては関連度が薄く見えるページでも、ある一部分は検索クエリに一致しているページを見つけ出し、ユーザーに表示出来る可能性が高まります。

Passage Ranking(パッセージランキング)と関連用語について

Passage Ranking(パッセージランキング)の機能や目的が分かったところで、混同しやすいGoogleの用語について、関係性を確認しておきましょう。

Passage Ranking(パッセージランキング)とBERT

文節の理解や細かいユーザ意図の理解というとBERTを思い出す人も多いかもしれません。 BERTとはBidirectional Encoder Representations from Transformersの頭文字をとったGoogleの造語で、Googleが開発した自然言語処理のモデルです。直訳すると「トランスフォーマーからの双方向エンコーダー表現」となります。日本語にしても難しいですね。 簡単にいうと、GoogleはBERTの導入により、長い文章や文脈がより正確に理解できるようになりました。 この例では、BERT以前の検索結果の表示では、ユーザーの「ブラジル人がアメリカに行く際にビザが必要か」といった検索意図の文脈を「to usa(アメリカ)」という前置詞の文脈から理解することができず、「アメリカ人がブラジルに行く際にビザが必要かどうか」という検索結果の表示をしています。BERT導入後は、ユーザーのアメリカに旅行する際に必要なビザが知りたいという検索意図を満たした「旅行者がアメリカに訪れる際に必要なビザ」の情報を返すことが出来ています。 BERTが導入されたことで、Googleの検索エンジンは、前置詞からの文脈の理解や、多義語(1つの単語で多くの意味を持つ言葉)の理解が進み、より検索意図に沿った結果の表示が出来るようになりました。 <BERTについての解説記事はこちら> BERTはこのような自然言語理解のモデルで、こうした言語処理の進化によりPassage Ranking(パッセージランキング)のような、コンテンツの中の一部分の評価も出来るようになったということです

Passage Ranking(パッセージランキング)と強調スニペット

また、ページの一部が読み取られるという点で、Passage Ranking(パッセージランキング)と強調スニペットも似ていると感じるかたがいるかもしれません。 強調スニペットは、関連性の高いページから、検索意図に対し回答となるものを引用して、検索結果にボックス表示する機能です。 Passage Ranking(パッセージランキング)は、部分的であっても関連性を評価するランキング要素です。 Passage Ranking(パッセージランキング)で評価された、文節が強調スニペット表示される可能性はありますし、強調スニペット表示されたページが、あるクエリのPassage Ranking(パッセージランキング)で評価されている可能性もありますが、Googleは、Passage Ranking(パッセージランキング)と強調スニペットも、あくまで別のものとして明言しています。

Passage Ranking(パッセージランキング)とインデックス

(訳)この変更は、ページとは関係なく個々のパッセージにインデックスを付けることを意味するものではありません。現在もページのインデックスを作成しており、ランキングのためにページ全体に関する情報を検討しています。しかし今では、ページからのパッセージを追加のランキング要素と見なすこともできます…。

(訳)特別にクリエイターが行う必要のあることは何もありません。私たちが提供するすべてのアドバイスとともに、素晴らしいコンテンツに焦点を合わせ続けてください

また、当初の発表名がPassage Indexing(パッセージインデックス)だったことから、インデックスの形態も変化があるのかと、SEO業界の間で話題になりましたが、インデックスの形に大きな変更はなく、繰り返しになりますが、Passage Ranking(パッセージランキング)は、あくまでランキング要素だということです。

Googleは名称変更の理由を特に言及していませんが、Passage Ranking(パッセージランキング)と変更になったのは、このようにBERTや強調スニペットの仕組みと混同することや、インデックスの仕組みに変化があるのかという混乱を避け、ランキング要素だと強調するためだったのかもしれませんね。

Passage Ranking(パッセージランキング)対策は?日本にいつ導入されるの?

2021年9月現在、Passage Ranking(パッセージランキング)の日本への導入は確認されていません。そして、「サイト制作者側は特に何か変更は必要ありません」とされているように、導入された時に何か対策をしていないと順位に悪影響が出てしまうというものではありません。 Passage Ranking(パッセージランキング)対策は?日本にいつ導入されるの? 2021年9月現在、Passage Ranking(パッセージランキング)の日本への導入は確認されていません。そして、上記で公式twitterで「サイト制作者側は特に何か変更は必要ありません」とされているように、導入された時に何か対策をしていないと順位に悪影響が出てしまうというものではありません。 ただ、Passage Ranking(パッセージランキング)やBERTなど、Googleのページ内容読解の精度が年々上がっていますし、今後も力をかけていくことが予想されます。今後はますますユーザーの検索意図に沿ったコンテンツ作りが求められていきます。そのためには、内部対策や外部対策といったSEO知識だけでなく、カスタマージャーニーやユーザーの行動分析といったマーケティング知識も活用し、ユーザーの真の需要を満たしていく必要があるでしょう。 SEO STYLEでは、様々なマーケティング知識も紹介していますので参考にしてください。

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