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モバイルファーストインデックス(MFI)とは?チェック方法や影響について解説

2022年4月19日テクニカルSEO,コンテンツSEO,クロール対策,モバイルファーストインデックス

この記事では、2018年に正式な開始が発表された「モバイルファーストインデックス(MFI)」について、そもそもモバイルファーストインデクストは何か?という仕組みの解説から、自サイトのチェック方法、その影響と対策をまとめています。

モバイルファーストインデックス(MFI)とは?

2018年3月27日にモバイルファーストインデックスの開始が発表されました。

“これまで、Google のクロール、インデックス、ランキング システムでは、主にデスクトップ版のコンテンツが使用されてきました。そのため、その内容がモバイル版と大きく異なる場合、モバイル検索ユーザーに問題が発生する可能性がありました。 モバイル ファースト インデックスとは、モバイル版のページをインデックスやランキングに使用し、主にモバイル ユーザーが探しているものを見つけやすくすることを意味します。 検索結果の提供に使用するインデックスは引き続き 1 つのままです。 メインのインデックスとは別の「モバイル ファースト インデックス」はありません。 歴史的にデスクトップ版のコンテンツがインデックスされてきましたが、今後はモバイル版のコンテンツを使用していきます。(引用:Googleウェブマスター向け公式ブログ)“

これまでデスクトップ版(パソコン版)のコンテンツがクロールやインデックス、ランキングシステムで使用されていましたが、今後はそれらの基準がモバイル版(スマホ版)になるという大きな変化です。これまでと評価基準が入れ替わるため、スマートフォンでの見え方やコンテンツにあまり目を向けていなかったという場合は注意が必要です。

●何故Googleはモバイルファーストインデックスに踏み切ったのか?

Googleは常にユーザーのニーズに寄り添った検索エンジンを目指しています。

“最近では、Google 検索を使用しているほとんどのユーザーは、モバイル端末から検索を行うようになりました。しかし依然として、Google のランキング システムは、主にデスクトップ版のコンテンツを用いてユーザーとの関連性を評価しています。この方法では、モバイル版のページのコンテンツがデスクトップ版のページのそれよりも少ないケースにおいて、問題が発生します。なぜなら、モバイル検索ユーザーが実際に見ているページを Google のアルゴリズムは評価していないからです。(引用:ウェブマスター向け公式ブログ)”

とあるように、スマートフォンユーザーが増加している現状に対し、スマホ向けのページが準備されていなかったり、見にくかったりとGoogleが大切にしているユーザーの利便性が一部阻害されている状況を改善するために、大きな変更に踏み切ったようです。

●これまではスマホ対応は重要ではなかったのか?

スマートフォンユーザーの増加はもっと前からあったのではないか?という意見もあると思いますが、Googleはこれまでもスマートフォンユーザーの需要を全く無視していたわけではありません。サイトがモバイルフレンドリーかどうかの評価も行ない、スマートフォンからの検索ではモバイルフレンドリーなサイトを表示するなどの調整は行なっています。(モバイルフレンドリー要素の解説やモバイルフレンドリーテストについてはこちらの記事をご覧ください。:モバイルフレンドリー記事へ)ただこれらはあくまで評価の要素であり、基準はパソコンのコンテンツでした。全世界的なスマートフォンの普及を鑑みて、パソコン検索以上にスマホ検索が多いということから評価の基準がパソコンからスマートフォンになったということです。

●パソコンサイトしかなくスマホ対応していない場合はどうなる?

スマホ対応していないサイトの場合もインデックスが全くされないということはありませんのでご安心ください。ただGoogleは検索との関連性が高いサイトはモバイルフレンドリーではなくとも上位表示するとしていますが、順位に影響が出てくる可能性も否めません。早めにスマホ対応を開始することをおすすめします。

貴方のサイトは移行済み?インデックスクローラの確認とモバイルフレンドリー診断をしてみましょう。

自社サイトのインデックスがスマートフォン用Googlebotなのか、パソコン用Googlebotなのか確認してみましょう。移行の確認はGoogle Search Consoleから行うことができます。 設定の概要を確認するとインデックスクローラが確認できます。

●自社サイトがパソコン用Googlebotのままの場合

自社サイトがパソコン用Googlebotのままの場合、不安に思っている方もいらっしゃるかもしれません。まずは、モバイルファーストインデックス登録に関する状況を確認してみましょう。(Google検索セントラル:モバイルファーストインデックス登録に関するおすすめ方法)特に問題がなければ、いずれ移行が始まるので待ちましょう。

モバイルファーストインデックス(MFI)完全移行でどのような影響がでる?対策は?

モバイルファーストインデックスに移行することで、どのような影響が起こるでしょうか。これまで解説してきたように、Googleのクロールの基準がモバイルとなるため、モバイル用のページに力を入れていなかったり、スマホ表示時のUI・UXを意識していない場合には評価が下がる可能性があります、逆に事前に準備をしておいたサイトではそこまで大きな影響にはならないでしょう。以下評価が下がる可能性のあるサイトの特徴をまとめました。自社サイトの現状をこのような視点から確認してみてください。

  • 文字が小さい、レイアウトが崩れているなどモバイルフレンドリーになっていない
  • パソコンとモバイルでコンテンツ量に差がある(パソコンコンテンツの方が充実している)
  • パソコンとモバイルでレイアウトが全く違う(レスポンシブデザインになっていない)
  • 構造化データマークアップがモバイル版で配信されていない (構造化データテストはこちらから可能です。Google公式:構造化データテストツール

もちろん上記特徴を改善するだけでなく、UI・UXを向上させユーザーにとって価値ある情報が、見やすく分かりやすく伝えられるサイト設計やコンテンツ作りがますます重要になっていきます。

SEO STYLEではサイトの無料診断やご相談受け付け中

SEO STYLEのサイト無料診断ではスマホ対応を含めたUI・UXの見直しだけでなく、キーワード選定の適正やサイト構造などSEO対策に必須な課題点について総合的に診断しています。自社サイトの見直しに是非ご活用ください。<簡易診断のご相談はこちらから


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